こがしぱんです。
前回は、使用するエディタをvisual studio codeに決めました。
今回からいよいよティラノスクリプトをやっていきます!
ティラノスクリプト編では、公式のチュートリアルを順番に実践していきます。
「準備しよう」の項目まで以前の↓記事で実践しましたので、
今回は「文字を表示しよう」の項目を実践していきます!
まず、以前解凍した「tyranoscript_v523」フォルダ内の
「data」フォルダを開く。
dataフォルダの中身は↓画像のようになっており、このフォルダが今後ゲームに関する情報を保存する場所になります。
「.DS_Store」というファイルがありますが、windowsとMacでやり取りする際に自動生成されるシステムファイルのようでして、
windowsユーザーには特に影響ないようですので放置しておきます。
それでは、dataフォルダの中身の役割を公式に沿って確認していきます。
・bgimage→背景画像のフォルダ。
・bgm→BGM用の音楽ファイルのフォルダ。
・fgimage→前景レイヤ用の画像フォルダ(キャラクター画像などはここに配置)。
・image→その他の画像を入れておくフォルダ。例えば、システム系のボタン用の画像や特殊文字画像など。
・others→その他汎用的なファイルを入れておくフォルダ。
・scenario→ゲームのシナリオファイルを入れておくフォルダ。最も重要で頻繁に使用します
・sound→効果音に使用するファイルを入れておくフォルダ。
・system→ティラノスクリプトの基本動作設定が書かれた、Config.tjsファイルがある。
・video→動画ファイルを入れておくフォルダ。
以上がフォルダの主な役割です。
それでは、実際に文字の表示をやっていきます!
「scenario」フォルダを開く。
「first.ks」ファイルをエディタで開く。
エディタで開くとこんな感じ(↓)。
中身はサンプルゲーム用のスクリプトが記載されているので全て消します。
まっさらな状態になりました!
次に公式に記載されている以下スクリプトをコピーして貼り付けます。
貼り付けました!
保存します。
次にティラノスタジオで再生します。
「TyranoStudio_win_std_v120」フォルダを開く。
「TyranoStudio.exe」ファイルがあるのでダブルクリック。
ティラノスタジオが立ち上がりました。
ダウンロード編でプロジェクトは読み込んでいるので、左側にあるプレビューの下矢印をクリックし、「ゲーム再生」をクリック。
画面が↓の様になるので「ゲームを再生する」をクリック。
おおーー!再生されました!!
先ほど記述したスクリプトについて、公式に沿って確認していきます。
まず、文章の最後に角カッコで囲まれている部分があります。([l]や[r]、[cm]など)
こちら「タグ」といいます。タグを使うことでゲームに動きを与える特別な動作をします。
以下、タグの例について公式文章引用
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例えば、[l]はクリックを待つという動きをゲームに与えました。
そして、[wait time=2000]というタグ。
このタグの場合、waitというタグ命令とtime=2000という属性が付与されています。
意味は処理を一時的に止める(wait)、2000ミリ秒の間(time=2000)になります。
つまり、このタグの場所で2000ミリ秒間、処理を止めることができる命令です。
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以下、今回のタグ一覧。
・[l]→クリック待ち。
・[r]→改行。
・[l][r]→[l]と[r]を並べて記述することで、クリック待ちかつ改行にすることができる。
・[cm]→改ページ。このタグの位置でメッセージがクリアされ次のページが表示される。
また、タグと同じ意味として、以下のように@(アットマーク)で記述することも可能です。
[wait time=2000]=@wait time=2000
@で始まる行はタグとして認識されますが、1行で完結させる必要があるとのこと。
そして、一番最初に記述した「;チュートリアル用スクリプトファイル」ですが、ゲームには表示されませんでした。
こちらは、セミコロン(;)を付けることでゲーム画面に表示されない仕様になります。
メモやコメント、コードの注釈などで活用できますね!
ということで、今回はここまで!
ついに、ティラノスクリプト編が始まりました!
まだ、文字を表示する段階ですが、タグを使用してスクリプトを打つので、プログラミング!って感じでめっちゃワクワクします!
次回もティラノスクリプトやっていきます!